こんにちは。
こんまり流片づけシニアコンサルタント池田やよいです。
こんまり流片づけでは、最初に
「どんな暮らしがしたいですか?」
という“理想の暮らし”を考えます。
でも実は、この理想の暮らしがなかなか思いつかない方も少なくありません。
先日のお客様も、まさにそうでした。
「理想の暮らしと言われても、よくわからなくて…」
そんなふうにお話されていました。
ベランダを見た瞬間、思い出した夢

その方のお部屋には、ベランダがありました。
そこには椅子と小さなテーブルが置いてあったんです。
私はふと、
「ここでお茶を飲んだりしたら素敵ですね」
とお声がけしました。
すると、お客様が、
「あ…そういえば私、ベランダでゆっくりティータイムをするのが夢だったんです」
と、思い出したように話してくださいました。
その瞬間、お客様の表情がふわっと柔らかくなったのが、とても印象的でした。
理想の暮らしって、“新しく考える”というより、
「本当はこうしたかった」
を思い出していくことなのかもしれません。
片づけが終わる前でも、「理想」は先に味わっていい
その時は、まだ片づけレッスンの初回。
お洋服の片づけを終えたばかりでした。
でも私は宿題として、
「ぜひベランダでティータイムをしてみてください」
とお伝えしました。
すると後日、
「やってみました。すごくいい時間でした。こんな時間を増やしたいです」
と報告してくださいました。
私はこのお話を聞いて、改めて思ったんです。
理想の暮らしって、片づけが全部終わるまで“おあずけ”にしなくていい。
むしろ、片づけ途中だからこそ、
“自分がときめく時間”
を実際に味わってみることが、とても大切なのだと思います。
「やってみる」が、自分の感覚を取り戻してくれる

例えば、
しまい込んでいたお気に入りの食器でケーキを食べてみる。
昔やりたかった絵を描いてみる。
ずっと使っていなかったミシンを出して、小さなものを作ってみる。
行ってみたかった場所へ行ってみる。
会いたかった人に会いに行ってみる。
そんな小さなことでもいいんです。
大事なのは、
「自分が本当はやってみたかったことを、実際にやってみる」
ということ。
片づけは、モノを整理するだけではなく、
“自分の感覚を取り戻していく時間”
でもあります。
だからこそ、理想の暮らしを頭で考えるだけではなく、少しでも体験してみることが、とても大切なのだと思います。
やってみて、ときめかなければ手放せばいい
そして面白いのは、実際にやってみることで、
「あれ?思ったほどときめかないな」
と気づくこともあるということです。
でも、それも大切な発見。
昔は憧れていた。
でも今の自分には、もう必要ではない。
それがわかったなら、その気持ちごと感謝して手放していけばいいんです。
片づけは、
「好きモノを見つける」
だけではなく、
「今の自分に合わなくなったものに気づく」
小さなプロセスでもあるのですね。
理想の暮らしは、「今」少しずつ始められる

片づけが終わったら、理想の暮らしになる。
そう思っている方は多いかもしれません。
でも本当は、
理想の暮らしは、片づけが終わってから始まるものではなく、
“今”少しずつ始めていくもの。
私はそう思っています。
小さくてもいい。
完璧じゃなくてもいい。
まずは一つ、
「本当はやってみたかったこと」
をやってみる。
その積み重ねが、
“自分らしい暮らし”
につながっていくのだと思います。
