こんにちは!
こんまり®流片づけコンサルタントの池田やよいです。
突然ですが、『あなたは洗濯物を畳むのは好きですか?』
私は以前、大嫌いでした(^_^;)。。。
ただ、こんまり®流の片づけを学んで洗濯物を畳むことの意味を知ってからは、少しずつではありますが、畳んでいるときが『ほっとできる癒しの時間』になったことも事実です。
この記事では、【洗濯物を畳むことの意味】、そして【どうして取り込んだ洗濯物を吊るしっぱなしにすることを避けた方が良いのか?】ということについて、こんまり®流片づけの考え方に沿って解説していきます。
あなたの洗濯物を畳む時間が、少しでも素敵な時間に変わったなら嬉しい限りです。
洗濯物を畳む意味とは?
こんまり®流片づけでは、使ったモノに「ありがとう」と伝えながら元の場所に戻すことをおすすめしています。
「畳み方を制する者は、片づけを制する」とこんまりさんが言うくらい、洗濯物をより丁寧に畳んで感謝の気持ちを伝えることは大切なんだと思います。
洗濯物、つまり衣類は、あなたの毎日になくてはならない存在。
少なくとも、裸で外を歩かないで済んでいるのも、洋服たちのおかげですよね?
それ以外にも、衣類はこんな役割を果たしてくれています。
寒さを和らげてくれる
汗を吸い取ってくれる
安心して働ける
気分をあげてくれる
自分を素敵に見せてくれる・・・などなど
こんなふうに、あなたの一番そばであなたを全力で支えてくれているのが洋服です。
だからこそ「いつもありがとう」という気持ちを込めながら洗濯物を丁寧に畳むことはとても大切です。
畳むことで得られる効果は?
洗濯物を畳むことで得られる効果をいくつかご紹介しますと…
1.洋服の状態を確認できる
丁寧に畳んでいると、靴下の裏の小さな穴やシャツのボタンが取れてしまっていること、表面に小さな毛玉がいっぱいでだいぶくたびれている…。そんな洋服の小さな変化に気づくことができす。
私も以前は、穴の開いた靴下をはいて出勤して恥ずかしい思いをしたり、着るときになって初めてボタンが取れかかっていることに気づいて慌てたり…。
そんなことは、丁寧に洗濯物を畳むことをはじめてからパタリとなくなりました。
また、たくさん着てもう限界かな…という服に潔くサヨナラできるようにもなりました。
2.シワがキレイに伸びる
洋服の表面を、手のひらを使って手アイロンをするようにゆっくり滑らせていくと、手の温かさで自然としわが伸びてとてもきれいな状態になります。
私もはじめは信じられませんでしたが、実際にやってみると想像以上にシワが伸びることに驚きました。
もちろんパリッとさせたいモノはアイロンをかけますが、手アイロンでも気持ち良くシワを伸ばすことが可能です。
何より、畳み終わった時のさわり心地の良い、つるんとした感じがたまりません(^_^;)。
畳むときはぜひ、あなたの手のひらを使って優しく洋服のシワを伸ばしてみてくださいね。
3.コンパクトになり収納力が上がる
衣類はかけて収納するよりも畳んで収納することで、同じ場所でも約3~4倍の収納力を上げることができます。
また、つるんとした長方形に畳むことで立てて収納することができ、上の服の重みが下の服にかからないため、畳んだとはいえ重ねて収納した時よりもずっとシワになりにくいんです。
もし収納が足りないことでお悩みでしたら、畳むことはとてもおすすめ。
丁寧に畳むことで、より一層収納力が上がることは間違いなしです!
4.今に集中できる(マインドフルネス)
感謝の気持ちを込めながら洗濯物をひと折りひと折りしていると、今、この瞬間に集中することができます。
いつも次にやることを考えながら”慌ただしく家事をこなす”ということしていると、やることの多さに押しつぶされそうになることもあるでしょう。
そんな時、いったん洗濯物を畳むことに意識を集中すると、ひと時ではありますがイライラや不安を忘れ、自分をフラットな状態に整えてくれます。
まさにこれこそ、マインドフルネスですよね。
5.穏やかな気持ちになる
いつも、一番身近で自分を守ってくれている洋服に感謝を込めながら、手のひらを使ってなでるように畳んでいると、何とも言えない穏やかな気持ちになってきます。
さらに意識しなくても、自然とゆったりとしたスピードになり、所作が丁寧にねりとても落ち着きます。
きっと、目の前にあるモノに「ありがとう」と思いながら、それを雑に扱うことはできないからでしょう。
以前、家事はとにかくスピード重視だった私も、今は逆に”イライラしているとき”や”モヤモヤしているとき”こそ、洗濯物を丁寧に畳むようにしています。
そうすることで、自然と心が落ち着いて穏やかな気持ちになれるからです。
片づけレッスンでお客様と一緒に行う、こんまりさんの考案したとってもシンプルな畳み方があります。
動画でも紹介されているので、ぜひこちらもご参考になさってください。
吊るしっぱなしを避ける理由
こんまり®流片づけでは、全てのモノ一つひとつに帰る場所、つまり定位置を決めます。
本来洗濯物は、吊されている場所ではなく、たんすの引き出しの中やクローゼットが定位置で、その場所こそが洗濯物の帰る場所になります。
私たちが家に帰りホッとして、一日の最後にはベットや布団の中で眠るのと同じように、洗濯物も本来帰る場所に戻ってゆっくり休んむことが何より心地いいはずです。
仮にあなたが、ソファーで寝過ごしてしまったとしたら、1日の疲れはあまりとれていないのではないでしょうか?
こんまりさんいわく、洗濯物たちも一番ほっとできる場所でゆっくり休むことで長持ちしてくれたり、それを手にとって着るときに元気をくれるそうです。
そのためにも、洗濯物の吊るしっぱなしは避け、きちんと畳んで本来あるべき定位置に戻して休ませてあげましょう。
吊るしっぱなしになる根本原因は?
入りきらないほど服を持っていいるのに、吊るしっぱなしの洗濯物を取ってそのまま着ることを繰り返しているとしたら、タンスやクローゼットに入ったままの服はあまりは活用できていないということかもしれません。
もうとっくの昔に役目を終えたモノ。
古過ぎて着るのに抵抗があるモノ。
何となく安いから買ってほとんど着ない服。
このような服に本来の定位置を占領されているとしたら、今あなたのために毎日活躍してくれている服はゆっくり休む場所がありません。
だとしたら、一度洋服を全部出して、今のあなたに必要な大切なモノだけを残してく片づけに取り組むことが必要です。
そして、今までそこにしまわれたまま、ずっと出番を待ち続けていた服たちにもしっかり感謝を伝えて手放してみましょう。
そうすることで新しいスペースが生まれ、今まで入りきらなかった洗濯物たちがきちんと収まるようになります。
もしあなたが、「できれば洗濯物を吊るしっぱなしにするのをやめたい!」と思っているならば、ぜひこれを機会に洋服の片づけをしてみてください。
おわりに
今回の記事では、こんまり®流片づけの考え方【モノを大切に扱う】というところを基本に、【洗濯物を畳む】ことの意味についてお伝えしました。
洗濯物を畳むことは、家事の中でもダントツ嫌いな家事だと思います。
とはいえ、その行為自体にどんな意味付けをしていくのかによって、嫌いな家事が心が穏やかになる、とっても特別な時間になるとしたら、こんなに嬉しいことはありません。
私も以前『とにかくこの面倒な”洗濯物を畳む”という家事を、いかに効率的に早く終わらせるか』ということだけに気を取られていました(そんな時はいつも時間に追われイライラ)。
【感謝を伝える】という意味を知らないまま、はじめて『洗濯物を丁寧に畳む』ということにチャレンジしたときも、「こんなことやってられない!」と、すぐにやめてしまったことを覚えています。
ただ、自分の洋服の片づけを終え、今の自分に必要なときめく服だけを残し、さらに『洗濯物を畳むこと本来の意味』を知ってからは、少しづつではありますが心の中に変化が生まれました。
もちろん忙しすぎて、洗濯物をゆっくり畳んでいる時間なんかない!というときもあります。
ただ今は、そんな時こそあえてすべての手を止めて、洗濯物を畳むことに集中するようになりました。
ゆっくり畳んだ時のほっとするような安心感。
布のふわっとした感触。
乾きたてのあったかーい感じ。
畳み上がったときの可愛さ。
どれをとっても私のことを穏やかに、優しく包み込んでくれます。
あなたもぜひ、こんなことを実感していただけたら嬉しいです。
また、小さなお子さんがいるご家庭ででしたら、ぜひお子さんと一緒に「ありがとう」と洋服に声をかけながら、楽しく畳んでみるのも良いと思います。
きっとお子さんの中に【モノを大切に使う】という気持ちが、自然に芽生えていくことは想像できると思います。