こんまり片づけは捨てるときに感謝する?意味や効果は?心の変化も解説

片づけでモノを捨てるときに「ありがとうございました。」と感謝を伝える意味は、モノが自分に果たしてくれた役割に感謝することです。

感謝することは、モノとの関係にしっかり【片を付ける】という効果もあります。

ただ捨てるのではなく感謝して手放すことで、モノに対する意識が変わったり、あなたが本当に大切にしたいモノが浮き彫りになっていきます。

こんにちは!

こんまり®流片づけコンサルタントの池田やよいです。

この記事では、こんまり流の片づけでは必ずやっていただく『モノを捨てるときに感謝を伝える』ということの意味や効果、さらにその後に起こる心の変化について詳しく解説していきます。

あなたが普段、何気なくやっている『捨てる』という行為にも新たな視点が見えてくるかもしれませんので、どうぞご参考になさってください。

目次

こんまり片づけで捨てるときに感謝する意味や効果・心の変化とは?

感謝する意味

モノを捨てるときに感謝する意味は3つの意味があると思っています。

1.モノが果たしてくれた役割に感謝
2.自分のところに来てくれたご縁に感謝
3.そばにいてくれたことに感謝

全てのモノが使い倒されるためにあなたの元にやってきたわけではありません。

とはいえ、ほとんど使っていなかったモノやまだ使えるモノを捨てるのは簡単ではないですよね(^_^;)

だからこそ、ここでいったん立ち止まって、

目の前のモノが果たしてくれた役割や出会えたご縁、あなたのそばにいてくれたことに感謝することは大切です。

効果

感謝して手放すことで次のような効果もあります。

1.モノとの関係に片を付けることができる
2.モノの役割を意味付けすることで罪悪感が軽減する
3.本当に大切にすべきモノをしっかりと意識できる

手放すモノとしっかり向き合ってそのモノの役割を意味付けし、自分の中に落とし込む。

そして、その役割に感謝して手放すと、モノとの関係とあわせてのモノを持っていることでモヤモヤしている感情や滞っている気持ちにも片を付けることができます。

つまり、今の自分にとっていらないモノが明確になるということは、裏を返せば本当に大切なモノが浮き彫りになるということになります。

心の変化

感謝して手放すことは心にも変化が及びます。

1.新しくモノを買うときにしっかり考えるようになる
2.モノを大切に扱うようになる
3.足るを知ることで不足感から解放される

あなたにとって本当に大切なモノがしっかり見えてくると衝動買いというものはなくなりますし、残したモノはもちろん、選び抜いて買ったモノも大切に使うようになります。

そして、大切なモノだけを身の回りに置くことで、『今、自分は充分に持っている!大丈夫!!!』と安心することができます。

なぜそんなことが起こるのか??…

モノを感謝して手放すことは

自分にとってこのモノは…

こんな役割があったんだ!
 ⇓
もうすでに役目は果たし終わっているな。
 ⇓
そのお役目に感謝して手放そう!

となります。

このように順を追ってモノとの関係に片を付けていくことは、想像以上に清々しいモノとのお別れです。

ただ単に『捨てる』を繰り返すと【いらないモノ探し】になって、『なぜそれが要らないのか?』を一生懸命考えてしまいモノの悪い面を見ようとして心が疲弊してしまいます。。。

一方で、『そのモノが自分にとってどんな役割を果たしてくれたのか?』ということにフォーカスしていくと、そのモノの役立ってくれたことに目が向くので、モノと自分との関係がとても前向きになります

結果、心も満たされ穏やかになり、自分自身に様々な良い影響を与えることができます。

【体験談】感謝して手放したら罪悪感から解放された話

【感謝して手放す】を繰り返いていくと、モノとの関係が今までの【何となく…いつか使うからそこにある】と言った漠然としたものではなく、今の自分にとって【本当に必要なモノ・幸せにしてくれるかモノ】という新しい親密な関係になります。

実際の片づけレッスンでは、捨てるモノに対して「ありがとうございました」と言うことをためらわれる方もいらっしゃいます。

とはいえ、改めてそのモノの役割に思いをはせてみると、自然に「ありがとう」や「おつかれ様でした」といったモノに対する”ねぎらいの言葉”がスムーズに出てくるようになります。

そして、自分の持ち物に意識が向いたりモノをもっと大切に使うようになります。

私も自分の片づけをしたとき、結婚するときに実家から持ってきた大量のお菓子作りの道具がありました。

どれもそんなに安くはなく大切にしていましたが、結婚し出産してみると目の回るような忙しさやで、お菓子作りどころではなくなり、妄想していた子どもとのお菓子作りは実現しないまま時は過ぎていき…

いつかやりたいと思いながら、それができない自分にもどこか後ろめたい気持ちを持ったまま、大掃除の時だけ目にする『お菓子作りの道具たち』を20年近く食器棚の奥の方にしまいこんでいました。

こんまり片づけをしてその道具たちを改めて手に取ってみると、

やっぱりこんなに持っていても使うことはないのかもしれない。。。
今までそばにいてくれてありがとう。

そんな気持ちで、ときめく道具以外をゴミ袋にいれました。

その時、何だかほっとしたような、罪悪感から解き放たれたような気持になったことを覚えています。

さらに、その数年後、やっぱりお菓子作りをしようと思ったときには、自分で残した”ときめく道具”プラス足りない道具を厳選して購入しました。

今も他の調理器具を買うときは勢いではなく、本当に欲しいのかをよく考えたり、キッチンに置いてあるだけでうれしくなるようなときめくデザインのモノに出会うまでは『買わない』という選択をしています。

その代わりに、「これだ!」と思ったモノに出会うと、少々高価なものであっても思い切って買うようになりました。

片づけレッスンをされたお客様からも必ずと言っていいほど、

「よく考えてから買うようになった」
「安いという理由で買いすぎることがなくなった」

という言葉をいただきます。

感謝して物を捨てることは、モノと自分の関係をより良いものにしていくと確信しています。

まとめ

こんまり片づけで必ずやっていく、モノをるてるときに【感謝して手放す】という意味には、

1.モノが果たしてくれた役割に感謝
2.自分のところに来てくれたご縁に感謝
3.そばにいてくれたことに感謝

ということがあります。

そしてその効果には

1.モノとの関係に片を付けることができる
2.モノの役割を意味付けすることで罪悪感が軽減する
3.本当に大切にすべきモノをしっかりと意識できる

などがあります。

さらに心にも次のような変化が出てきます。

1.新しくモノを買うときにしっかり考えるようになる
2.モノを大切に扱うようになる
3.足るを知ることで不足感から解放される

物を捨てることの難易度は人それぞれです。

簡単にできる方もいれば、なかなかハードルが高い方もいらっしゃると思います。

ただ一つ言えることは、モノを捨てるときはそのモノの本来の役割に思いをはせて、「ありがとうございました。」と声に出すこと。

それはとても小さなことですが、それをするのとしないのとでは、片づけが終わった後に見える景色が全く違うものになることは間違いありません。

感謝して手放すからこそ自分とモノとの関係にきちんと片が付き、そこから続いていく自分の人生も前向きに進んでいくのだと思います。

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この記事を書いた人

こんまり®流片づけコンサルタント 池田やよい
東京都東村山市在住  5人家族(夫・子ども3人)
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