実家の親にそろそろ片づけを始めてほしいな。。。
そうは言っても、子どもの方からはなかなか言い出しずらい。。。
下手をすると喧嘩になって、こじれちゃう、、、
こんなことで、モヤモヤしていませんか?
こんにちは。
こんまり®流片づけコンサルタントの池田やよいです。
私はデイサービスで介護職員もしていますが、利用者さんからよく聞くお悩みの一つに ”片づけ” があります。
皆さん口をそろえて、「もっと早くにやってよけばよかった」とおっしゃいます。
日々の生活が若い時のようにできなくなった時、
「もっと暮らしやすく」とか
「そろそろ持ち物の整理をしないと」と思って片づけてはみるものの、
- 体が思うように動かない。。。
- どれもこれも大切に思えて、結局なにも片づかない。。。
- 子どもにどんどん捨てられちゃった。。。
などなど、皆さん困っている印象。
そうは言っても、まだまだ体が動く時は、片づけを後回しにしてしまうもの。。。
ただ、年を重ねていけば、片づいていないお部屋での生活は、転倒のリスクやが大きい。
そして、1日中探し物ばかりしていてとても大変。。。
実際に私の片づけレッスンを受けてくださった70代・80代の皆さんが、
今が、ギリギリのタイミングだったわ!と。
いろいろな年代の方と話していくと、自分の親に片づけをはじめてもらうには、ちょっとした工夫が必要だと感じました。
今回は、”実家のご両親に片づけをはじめて欲しいな”と思っているがあなたが、どんなふうに両親に片づけを持ち掛けたらいいのか?
そして、いよいよ片づける!となった時に、スマート進めるポイントもお伝えしたいと思います。
今、実家の片づけを終えれば、ご両親も心置きなく残りの人生を謳歌できるし、子ども側も安心できて一石二鳥!!!
ぜひ、参考にしてみてください。
実家の片づけはまず自分から
「まだまだ元気で片づけなんて先でいいから、今をもっと楽しみたい!」というタイプのご両親だとしたら、
子どもから ”ああしろこうしろ” 言われても、やる気になれないかもしれません。
もし、あなたが実家に自分のモノを置きっぱなしのまま独立していたとしたら、なおさら。。。
そこでまず先に、実家に置きっぱなしの自分のモノを片づけることをオススメします。
例えば本や卒業アルバム系。写真などなど。。。そのままになっていませんか?
本来ならば、実家にあるモノを片づける前に、今住んでいる家の片づけを終わらせるのがベスト。
なぜなら、実家にあるものはほとんどが思い出のモノばかりなので、片づけの中で一番ハードルが高く判断が難しいから。。。
そうは言っても、自分の家の片づけよりも”まずは実家の片づけ!!!”と思っていたら
まずはご両親より先に、実家にある自分のモノを見直してみましょう!
その時は「今住んでいる家に持ち帰ってでも残したい!!!」と思うモノだけを残す覚悟で!!!
あなたの本気度が必ずご両親にも伝わるはずデス!
片づけのサポートを買って出る

片づけを始めるって、どんな人でも腰が重いもの。。。
そうは言っても、「いつかはやらないと」という気持ちも心のどこかにある。
誰かに優しく背中を押してもらえば、それがいいキッカケになることも充分考えられます。
それがわが子だとしたら、ちょっと嬉しいかも?!
小さい頃は親のそばから離れなかった子が、いつの間にか親離れして大人になり、
一度家を出てしまったら、一緒に何かをやるなんてことなんてほとんどない。
そこで、「一緒に片づけやらない?」と言われたら案外うれしいものではないかな???と思います。
この話を持ちかけるときのポイントは、「優しく!」にかぎります。
どうして今やってほしいのか。あくまでも、自分のためというよりも
「ご両親の未来の幸せのために」という方向で話した方が気持ちよくアクションに移しやすいでしょう。
例えば、年を重ねても安心して生活してほしい。とか、これからの人生をもっと楽しんでほしい。チカラ仕事はまかせて!などなど。。。
一緒に片づける時にスムーズに進めるには?

未来の話をしてみる
何とか一緒に片づけるところまでいったら、片づけを始める前にやってほしいことがあります。
それは「これからの理想の暮らし」ついて一緒に考えること。
例えば、、、
- これから年を重ねていったとき、どんなお家で時間をすごしたいか?
- 旅行から帰ってきたとき、どんな部屋だったらホッとできると思う?
- 子どもや孫が遊びに来たとしたら、どんな部屋だったら楽しい?などなど。
こんなふうに、ちょっと未来の話をして
「こんなだったらいいなぁ」
「あんなだったら楽しそう!」
みたいなイメージがわいてきたら、それが目指すゴール。
あとはそこへ向かって片づけていくだけ。
このゴール設定は、モノを残すか手放すのか迷ったときの大事な基準にもなります。
「これからの理想の暮らしに持っていきたいモノなのか?持っていて幸せかどうか?」いつもこのことを忘れないで下さい。
さあ、いよいよ片づけのはじまりはじまり~!
⁂片づけはじめ、目の前のものモノからとにかくやり始めるのはリバウンドの原因になるので、とーっても、もったいないです!!!
せっかくやるなら、リバウンドしない楽しい片づけがいいですよ。
そこでオススメなのが「こんまり®流の片づけ」です。
大切なのは ”片づける順番” 【衣類⇒本類⇒書類⇒小物類(キッチン)⇒思い出品】です。
詳しいやり方は、こちらの記事に書いてありますので、片づけを成功させるために、ぜひ読んでみてくださいね。
持ち物を批判しない
親子で片づけるときのトラブルの原因の一つに、自分の持ち物を悪く言われてイヤな気分になること。
そうなると「一人でやるからいい!」となって片づけが止まってしまいます。
せっかく始めてくれたのにもったいない!!
逆の立場から考えれば簡単に想像がつくはずなのに、親子だと相手の気持ちってがわかりにくですよね。
どんなに汚れてくたびれたモノをでも、本人にとってはそこにあるだけで幸せになれるモノもあれば、
逆にどんなに高級で素敵に見えるモノでも、本人がまったく何も感じないモノもあります。
子ども側から見て、どうでもいいんじゃない?と思うモノでも、本人とってはかけがえのないモノかもしれません。
そして、悪く言われれば言われるほど「そんなことない!これは大事なモノ!!!」としがみついてしまいがち。
そうなってくると本人にとって本当に残したいモノなのかどうかがわからなくなってしまいます。
いつでも残す基準は、使えるかどうかや見た目ではなく
「理想の暮らしに持っていきたいモノなのか?持っていて幸せかどうか?」です。
いつもこの答えは本人の中にしかないことをお忘れなく!
無理に捨てさせない。
そして、もう一つのトラブルの原因は、、、
「もうこれ使ってないんだからいらないでしょ!!!」といって、本人の気持ちを無視してガンガン捨てようとすること。
もちろん片づけてるんだから、捨てたほうがいいモノがたくさんあるかもしれません。
とはいえ、一方的にこんな調子でモノを減らしていっても、最初に考えた「これからの理想の暮らし」にはつながりません。
どんなにスッキリ片づいた部屋になったとしても、ご両親にとってはただ殺風景な抜け殻のような空間になってしまいます。
そこで暮らしていても楽しくなくなってしまうでしょう。
先日、娘さんと片づけをされた方からこんな話を聞きました。
「結婚した当時、お父さん(亡くなったご主人様)に買ってもらった鏡台を、もう何年も使ってないんだから!と言って娘が捨ててしまったの。あれはお父さんと一緒にお店から自転車に乗せて家まで運んだのよ。」と懐かしそうに、そして寂しそうにおっしゃっていました。
そうなんです!!!
捨ててしまうことはとっても簡単。
とはいえ、、、
心が追いついていなかったら、後悔や虚しさだけが残ってしまうんです。
なので、、、
もし、モノを目の前にしてご両親が迷っていたとしたら、こんふうに声をかけてあげてください。
- 「どんなところで、迷ってるの?」
- 「それは、理想の未来の暮らしに欠かせないモノ?」
- 「それは、あるだけで幸せな気分にさせてくれるモノ?」などなど。
相手の気持ちに寄り添って、思い出を一緒に味わいながら聞いてみましょう。
ご両親も質問に答えながら、自分の中にある本当の気持ちに気づくことができるはずです。
あとは本人の決断を待つだけ。
そして、手放すことを決めたときは、そのモノ一つ一つに「ありがとうございました」と伝えることもお忘れなく。
こうすると、モノとの関係にしっかりと片が付いて気持ちよく前に進むことができます。
今、片づけることのメリット
片づけは実際、体を使ってモノを出したりし動かしたり、心と頭を使って選び続けたり、、、
どちらにしても、気力も体力も必要です。
だからこそ後回しにしないで、早めに取りかかったほうが断然楽なんです。
時間がたてばたつほど、その分モノは増えるし。
何より、いつかやらないと、、、そんな心の重荷を背負ったまま、人生の貴重な時間を過ごすことになります。
それこそもったいない!!!時間はお金では買えませんから。。。
今、片づけを終わらせることで、居心地の良い部屋を手に入れるのと同時に
自分の中に眠っていた
「こんなことがしたい!」
「あの人に会いたい!」
「あそこに行きたい!」
そんな思いがたくさん見つかって、それを元気なうちに叶えていくことだってできます!
たった一度きりの人生、あの時ああすればよかった。。。という後悔は少ないほうがいいに決まってる!!!
親はもちろん、子どもだって、親には幸せに生きて欲しいと思っていますし、安心して毎日を過ごしてほしいですよね。
まとめ

実家のご両親に片づけをはじめてもらうのは、なかなか言い出しづらく難しいかもしれません。
そんな時は、一緒にやらない?と声をかけてみてください。私だったら嬉しいかも?!
片づけは面倒くさくて、どちらかというと”やりたくない”ことかもしれません。
ただ、一緒にやってくれる誰かがいれば重い腰も上がりやすい。
そして、一度やり終えてしまえば、そこから続いていく未来には、メリットしかないことも事実。
ぜひこれを機会に、親子で片づけに取り組んでみませんか?
きっと最高の親孝行になりますよ!
ただ、、、
もし、これでもうまくいかなかったり、実家が遠すぎて簡単に手伝うなんて難しいよ。。。という時は、
全国にいる【こんまり®流片づけコンサルタント】に相談してみてください。
きっとご両親が納得のいく楽しい片づけで「これからの理想の暮らし」を手に入れていただけるはずです。
母の日や父の日、お誕生日に「片づけレッスンのプレゼント」もいいかもしれませんね。
こんまり®流片づけコンサルタント
池田やよい でした。
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