こんにちは。
こんまり®︎流片づけコンサルタントの池田やよいです。
本の片づけレッスンで、よくこんな言葉を聞きます。
「興味がなくなった本は手放せました。」
「ときめく本だけ残したはずなんです。」
「でも、なんだかスッキリしないんです。」
もし、あなたも同じように感じたことがあるなら、大丈夫。
実は、とてもよくあることなんです。
ときめくのに、モヤモヤする。
先日のレッスンでも、お客様はときめく本だけを残しました。
でも、お話を聞いていると、こんな本音が出てきました。
「本当は、今の半分くらいの量が理想なんです。」
その瞬間、
「あぁ、この方は本にモヤモヤしているんじゃない。」
「残った量」にモヤモヤしているんだ。
そう感じました。
一冊一冊は好き。
でも、本棚全体を見ると、
「もう少し余白があったらいいな。」
「もっとスッキリした景色が好き。」
そんな気持ちが残っていたのです。
「好き」にも、いろいろな種類があります。
レッスンでは、
「この本、ときめくから残します。」
という言葉をよく聞きます。
でも、その「ときめき」は、みんな同じではありません。
もしかすると、「ときめき」だと思っていた気持ちは、こんな思いなのかもしれません。
例えば…
- 今でも、この本の内容が好き。
- この本を夢中で読んでいた頃の自分が好き。
- 努力していた自分の証だから残しておきたい。
- 今では手に入らない本だから失いたくない。
- また読みたくなるかもしれない。
- 手放したら後悔しそう。
- 「本が好きな自分」でいたい。
どれも、とても自然な気持ちです。
「ときめく」と感じる気持ちの中には、
好き・思い出・安心・誇り・不安など、
さまざまな感情が重なっていることがあります。
だからこそ、「好きだから残したい」と思う自分を責めなくて大丈夫。
その**「ときめき」の正体**が見えてくると、不思議と次の一歩が見えてくることがあります。
私は、こんな質問をしています。
そんな時、私は答えを急ぎません。
代わりに、お客様と一緒にこんな質問をしていきます。
- 私が好きなのは、本の内容?
- それとも、この本を読んでいた頃の自分?
- この本がなくなったら、本当に失ってしまうものは何だろう?
- 「また読むかもしれない」は、本当に読みたい気持ち?
- 私は、この本自体ににときめいている?
- それとも、この量にモヤモヤしている?
一つずつ言葉にしていくと、
「私は本を残したかったんじゃない。」
「頑張っていた自分を大切にしたかったんだ。」
「本が好きなんじゃなくて、学び続ける自分が好きだったんだ。」
そんな本当の気持ちに出会えることがあります。
答えは、すぐに出なくても大丈夫。

もちろん、すぐに結論が出るとは限りません。
そんな時は、
「絶対に残したい一軍の本」だけを選んでみるのも一つです。
あるいは、そこで無理に答えを出さず、片づけを先へ進めるのも一つです。
こんまり®︎流では、片づけを最後まで進めることで、自分の価値観がどんどん磨かれていきます。
だから、最後にもう一度本棚を見た時、
以前は迷っていた本に、
自然と答えが出ることも少なくありません。
モヤモヤは、悪いものではありません。
「ときめくずなのに、なんだかスッキリしない。」
そんな自分を責める必要はありません。
そのモヤモヤは、
「まだ気づいていない自分の気持ちがありますよ。」
という心からのメッセージなのかもしれません。
だから私は、
無理に捨てることも、
無理に残すこともおすすめしません。
大切なのは、
「私は、本当は何を大切にしたかったんだろう。」
と、自分に問いかけてみることです。
一人では答えが見つからないときは、誰かと話してみることで見えてくることがあります。
片づけも同じです。私は、お客様がご自身の「ときめき」に気づけるよう、一緒に伴走しています。
最後に
片づけは、モノを減らす作業ではありません。
自分の気持ちを知り、
自分が本当に大切にしたいものを見つけていく時間です。
もし今、
ときめく本だけ残したはずなのに、なんだかスッキリしない。
そんな気持ちがあるなら、焦らなくて大丈夫です。
そのモヤモヤの中には、
これからのあなたの暮らしを、もっと心地よくしてくれるヒントが隠れているからです。
