こんにちは!
こんまり®流片づけコンサルタントの池田やよいです。
私には男の子2人と女の子1人の子どもがいます。
もうみんな大きくなりましたが、一番下の娘が高校生になったと、過去に一度挫折したことがあった【こんまり流の片づけ】に再チャレンジしました。
片づけを終えてしばらくたったとき、それまで私の中にあった”あたりまえ”が音を立てて崩れ去り、そのせいで子どもにかけていた言葉がガラリと変化!
その後、娘との関係が変わっていくのを感じることができました。
この記事では、私の変化によって子どもとの関わりが好転していった流れを【3Step】でお伝えしていきます。
あなたがもし、子育て中で悩みを抱えていらっしゃるとしたら何かの参考になれば幸いです。
Step1.こんまり®流片づけ効果【自分の変化】
こんまり流で片づけたことで「自分の好きを選んで良いんだ!」ということを思い出しました。
こんまり流の片づけでは、とにもかくにも【自分の好きなモノを選び続ける】という作業を永遠していきます。
自分の中にある純粋な【好き】とか【ときめく】という感覚で目の前のモノを何度も何度も選ぶことを許可していくと、いつの間にかそれが自分の中に染みついて当たり前に変わっていきます。
私は、この【好き】とか【ときめく】という感覚でモノを選ぶことは、年を重ねるごとに割合が小さくなっていくような気がしています。
私の場合は、成長していくうえで親や周りの人の顔色をうかがうようになったり、誰かから言われたちょっとした一言で自分を否定してしまい、結果として自分で選んだ物事に対して自信を無くしていたのかもしれません。
さらに結婚し出産を経て自分のことを後回し続けた結果【自分が好きなモノを選ぶ】ということをどこかに置いてきてしまったんです。
それまでの私は片づけでモノを選んでいくときに、【まだ使える・使えない】【もったいないから残す】という基準で選んでいました。
残念ながらその時は、片づいたとしても時間がたつとモノが増えていき心のゆとりもなく、いつも時間に追われてイライラしていました。
そもそも【こんまり片づけ】をやってみようと思ったキッカケは『リバウンドしないやり方で片づけを終わらせて片づけコンサルタントになりたい!』という思いからでした。
ただ、実際にこんまり片づけの特徴である【ときめくモノを残す】という基準をまのあたりにして、私はどうしていいのかわかりませんでした。
なのでひたすら【好きかどうか?】【役割があるかどうか?】と自問自答しながら片づけを進めました。
そして片づけをやり切ってみると、部屋が片づくのと同時に【自分の好きを選ぶ】という感覚を少しずつ取り戻すことができたんです。
Step2.こんまり®流片づけ効果【子どもとの関わりの変化】
「これが良いんじゃない」から「どっちがいい?」へ!
自分で好きな方を選ぶことが少しずつできるようになった私は、今までにはない充実感や満足感を味わうことができるようになっていきました。
それまでの私は、何かをやるときも買うときも《効率とか時短、コスパとか安い!》ばかりが頭の中をグルグルしていて、「それが好きかどうか?」という視点はごくごくわずか。
当然のことながら、子どもに対してもそれが最優先!
それが一番正しいと思っていたから、疑いもしませんでした。
でも、片づけを終えみて
私は今まで何んということをしていたんだろう。。。
とハッとしました!
子どもに買う洋服や文房具、塾や習い事、その他の色々な選択肢を良かれと思っていたとはいえ、「これが良い!」「こっちが良いんじゃない?」と言っていた自分に気づいてしまったんです!
もちろん危険を伴うようなことは阻止しなければなりませんが、そうでもないような事やモノに関しては、もっと自由に積極的に自分で選ばせてあげればよかったと後悔しました。
もしかしたら、子どもたちの中にある【好き!】とか【こっちが良い!!】という気持ちを私の常識で押しつぶしてしまっていたのかもしれない。。。
それに気づいてからは、子どもに対して「こっちが良いんじゃない?」を封印し「どっちがいい?」「どれがいい?」と言うようになり、こどもの気持ちを聞くことに集中しました。
いつも心の中は「あなたの好きを選びなさい!それが正解なんだから」という気持ちで子どもと自分を切り離し、子どものことを客観的に見られるようになった気がします。
Step3.こんまり®流片づけ効果【子供の変化】
子どもたちは以前より良く話してくれるようになりました!
誰だって自分の考えや選んだことを否定され続けたら、やっぱりその人とは話したくなくなることは簡単に想像できます。
今思えば、子どもの言うことに「それはこうなんじゃない?」「もっとこうしたほうが良いんじゃない?」と、一方的に提案していました。
これって実は『それはダメだからこうしたほうが良い』ということで、子どもの意見や選択した物事を遠回しに否定していたんですよね...
私はこれをやっていた自分に気づけたことで「それいいね!」「そうなんだ!」と言えるようになり、子どもたちもいつの間にか自分の話をしてくれるようになっていきました。
今は、自分で選んだことや自分の好きなことで毎日が充実しているようです!
おわりに
片づけることで子どもとの関わりに変化が生まれるなんて、私自身全く想像もしていませんでした。
こんまり流の片づけは
もちろん最初から上手くいかないかもしれません。
ただ、人の持ち物の数は2万~4万個あると言われています。
数万個のモノを自分の「好きかどうか?・ときめくかどうか?」という基準で選ぶことで、お部屋が大好きな空間に片づいていくだけではなく、精神的にも様々な変化があることは想像できると思います。
どんな人でも、自分を蔑ろにしていればストレスも溜まってしまいますし、いつの間にか相手をコントロールしようとしてしまいがち。
それを手放すためにも今度片づける時は、自分の持ち物を手に取って【ときめくかどうか?】素直に感じてみてください。
そして、思い切って自分の出した答えを信じてあげてください。
きっと片づけが終わるころには少しずつ自信がわいてきて、『まわりからの否定』も『自分の中から出てくる不安』もそれほど気にならなくなっていきます。
もちろんお子さんが選んだ答えも、寛容に受けとることができるはず!
ご機嫌時間が増えていつも自分を認めてくれる母さんは、子どもにとって何にも代えがたい安心できる存在になることは間違いないと、私は今は確信しています。